病院勤務の看護師は、2交代制や3交代制の勤務では夜勤が必須の条件です。夜勤は生活のリズムが崩れがちで、睡眠時間が減少してしまいます。それに加え、食生活にも影響を及ぼしてしまうのです。
特に、若い看護師は深夜の食事が原因で体調を崩したり、太りやすくなる傾向も見られるため、食生活に配慮するのが不可欠といえます。勤務時間が昼と夜で逆転してしまうと、夜間にお菓子などを食べてしまうケースが多く見受けられるようです。ナースステーションは女性中心の場であることから、手軽につまめるお菓子の買い置きなどが多くあるところも見受けられます。夜勤の時間帯は、体内リズムで消化器系の内臓が休息すべき時間帯です。そのようなことから代謝の機能が下がり、脂肪も蓄積されやすい状態となります。そのため、お菓子類に多く含まれる脂質や糖質は吸収されやすく、太る原因にもなるので極力回避することが必要です。
夜勤で摂取すべき栄養素としては、体力の回復を促すたんぱく質や、免疫力や肌の調子を整えるビタミン類です。そのため、低脂肪牛乳をかけたシリアルなどは理想的な夜勤食といえます。また、牛乳でのたんぱく質摂取に加え、シリアルに含まれる食物繊維や各種のビタミン類などが、夜勤により疲れた身体を癒してくれるのです。糖質は含みますが、バナナなどは携帯にも便利で腹持ちがよく、ビタミンや各種のミネラルなども豊富に含んでいます。素早くエネルギーに変換される果物なので、夜勤の際の健康面に配慮した食事に適しているのです。